8月31日(水)須坂市立東中学校の生徒が信濃教育会を訪れ、「プレイエルにいのちを吹き込む」プロジェクトについてプレゼンし職員に募金協力を呼びかけました。約100年前に製造されたフランスプレイエル社製ピアノ。実業家の山岸右京さんが同校に昭和33年に寄贈されました。しかしここ20年ほどは部品が破損したり鍵盤が傷んだりして長い間、音を奏でることなく校舎一階のホール隅に置かれていたようです。東中では校長講話をきっかけにピアノ本来の姿を取り戻すために、プレイエルのよさや東中の取組みを地域に伝える「情報発信」、プレイエルを活用した「イベント企画」、プレイエルを修理するための「資金集め」の3グループに分かれて活動していることを説明いただきました。ピアノの修繕が叶った後には、文化祭でピアニスト山本貴志さんをお招きしての演奏会を計画しているそうです。全校生徒で取り組むこのプロジェクト。生徒の熱い思いを感じ、その後信濃教育会職員から5万円余りの募金が集まりお贈り致しました。このプロジェクトが成功して再び東中にプレイエルの美しい音色が響いてほしい、そんな思いでいっぱいになりました。
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